おはようございます。
神戸トータルマナー教育センター講師の堀内です。
10月に入ってあっという間に半ばになりました。
日ごと秋の深まりを感じます。🍑🍂🌰
特に、ここ数日で一気に季節が進みましたね。
気温差が大きく体調管理が難しいですが、
今日も元気で過ごせるといいですね!
さて、これまで結婚披露宴でのマナーを2回お伝えしましたが、
今回は結婚のお祝い品についてのワンポイントマナーです。
結婚のお祝い品(品物)について
1.送る時期と渡し方
披露宴の1か月前(招待状が届いて)から遅くとも1週間前です。
お祝い品は、結婚する方の自宅に吉日の午前中に持っていくのが正式。
午前中に持っていくのは、「太陽が昇っていくように、ますます幸せが上向いていく」ことを願ってです。
お祝い金は披露宴の当日でもよいが、品物は、どんなに小さいものでも、
会場に持っていくのはマナー違反です。
2.喜ばれる贈り物
・家電製品(電子レンジ、コーヒーメーカー、ホットプレートなど)
・鍋や食器などの台所用品(使いやすさを重視する)
・エプロンやパジャマなどの衣類(自分では買わないような夢のある高級品)
お祝い品は、センスの合わないものやダブらないよう、親しい間柄なら、
予算を伝えて欲しいものをリクエストしてもらうのが一番いいでしょう。
3.贈る上で気を付けること(タブーなど)
・タブー
お祝いのしきたりを重んじる方には、包丁、はさみ、鏡などは「切れる」「割れる」を
イメージすることからNG。
ただし、贈られる側が希望すればOK! その場合は、必ず「新しい人生を切り開いて行ってください」など、
口頭で伝えるか、添え状などに前向きな贈る意味を書くのを忘れずにしましょう。
・品物の数
日本では、慶事には奇数、弔事には偶数のものを贈るのがしきたりとしてあるので、
お祝い品は奇数にしましょう。ただし、ペアのもの、ダース単位と「八(末広がりで縁起が良い)」はOK!
また、「四」は「死」、「九」は「苦」をイメージさせるのでNG。
4.ご祝儀袋について
写真のご祝儀袋は柄があり色もカラフル華やかですが、
あくまでも略式で、友人や親族などの親しい間柄向けで、目上の方や仕事上のお付き合いではNG。
正式なものは、白一色と覚えておきましょう。
お祝いの品物ひとつ贈るのも色々な気遣いが必要ですね。
でも、以上の基本的なマナーを知っていれば、贈られる側が不愉快になる
的外れな贈り物とはならないでしょう。
冠婚葬祭と切っても切れない贈り物。
贈り物をする上で最も大切なのは、「主役は“物”でなく、あくまでも贈る側の”気持ち”」です。
ともすると形ばかりになりがちな贈り物ですが、
是非、相手のことをじっくりと思うことから始めていきましょう。
きっと喜ばれる贈り物につながります。🎁