おはようございます。
神戸トータルマナー教育センター講師の堀内です。
昨日は「七五三」でしたね🎎
お子様の健やかな成長を願ってお参りされたご家族にとっては
お天気も小春日和で最高の一日となったことでしょう。
ちなみに、11月15日に行われるようになったのは、
江戸五代将軍綱吉の息子である徳松くんが「袴着の儀」を
行ったことからと言われています。
「袴着の儀」は、5歳の男児が初めて袴をつけるという儀式で、
男の仲間入りをする意味があります。
さて、前回は「手土産を渡す側のマナー」をお伝えしました。
今回は、「手土産をいただく側のマナー」です。
手土産をいただいたら
①お礼を述べる
②いったん上座に置く
③お茶を入れに行くときに下げる
お菓子やケーキ類をいただいたら🍰
「おもたせですが‥‥」と言って、お茶と一緒に出します。
特にケーキ類は、「一緒に食べようと思って買っていったのに出なくて残念」と
思う方もいるので気を付けましょう。
なお、「おもたせですが‥」と言う言葉は、贈る側が使ってはいけません。
そもそも”お持たせ″は、「いただいた土産物を敬語表現したもの」なので、
もらった側の言葉と覚えておきましょう。
あらかじめ準備していた品物と重なったら
基本的には、手土産の品を優先させます。
ただ、親しい関係であれば、準備していたものといただいたものを両方、
お皿に盛って出してもよいですが、自分は手土産をいただくのがマナーです。
手土産をくださった方と一緒に食べることになったら
黙々といただくのではなく、誉め言葉を入れた感想を忘れないことです。
味だけでなく、見た目や、におい、触感など具体的に表現しましょう。
「喜んでいただけた!」と贈る側が思ってくださることで
贈る気持ちが伝わったと言えます。
手土産を持っていく側もいただく側も、お互いが品物だけでなく、
気持ちをしっかり伝えられるようマナーを守って、
お付き合いがより深まるといいですね😊