おはようございます。
神戸トータルマナー教育センター講師の堀内です。
今朝の神戸は雨です。
そんな中、ウグイスの声が庭の木から聞こえ、春の訪れを感じます。
自然の営みは変わらず、前に前にと進んでいきます。
今、人間社会は大変な状況ですが、
そんな時だからこそ、明るい気持ちを心掛けて
今日一日を過ごしたいと思います。
さて、先日、母の米寿(88歳)のお祝いをしました🎂
元気で節目の誕生日を迎えられるのは、
本人はもとより家族にとって何よりの幸せと喜びですね🤗
そこで、今回は「長寿祝い」についてお伝えします。
人生の中で色々な節目がありますが、
長寿の祝いも、古くから人生の大切な祝い事として受け継がれています。
「長寿祝い」は、「年祝い」「賀寿(がじゅ)」ともいわれます。
長寿祝いの種類と祝う年齢
・還暦(かんれき) 数え年61歳
・古希(こき) 数え年70歳
・喜寿(きじゅ) 数え年77歳
・傘寿(さんじゅ) 数え年80歳
・米寿(べいじゅ) 数え年88歳
・卒寿(そつじゅ) 数え年90歳
・白寿(はくじゅ) 数え年99歳
・百寿(ひゃくじゅ) 数え年100歳 「百賀(ももが)の祝い」ともいわれ、これ以降は毎年祝う
かつては61歳の還暦を盛大に祝いましたが、
平均寿命が延びた現代では、70歳の古希に重きを置くようになってきています。
主な年祝いの「還暦」と「古希」の由来や贈る品物は次の通りです。
還暦祝い
還暦は、満60歳の誕生日にお祝いします。
十干十二支が一回りし、自分の生まれた年と同じ干支に戻る
すなわち「赤ちゃん」に戻るという意味から
「赤いちゃんちゃんこ」や「赤いずきん」をる贈る習慣が生まれました。
現在では、赤色のセーターやベストなどをプレゼントすることが多いようです。
古希祝い
退職し、これからの人生を新たに歩み始める節目として、身内で盛大に祝います。
中国の詩人・杜甫(とほ)の ‟人生七十、古来稀なり” という詩の一節で、
昔は70歳を迎えることは稀だったからです。
「無病息災」を意味する紫色の品物を贈ります。
祝う側の心得
還暦祝いは、高齢者扱いを嫌がる方も多いので、
祝宴の形式や開催日などは本人の希望を尊重し無理強いしないで祝うようにします。
また、高齢になるほど当人の健康状態に配慮して祝うことが大切です。
お祝いのメッセージには、人生の先輩として敬う気持ちと、
益々の長生きを願う言葉を入れましょう。
祝われる側の心得
身内のお祝いなので、基本的にお返しは不要です。
しかし、「長寿祝い」は特におめでたいことから、
そのめでたさをお裾分けするという意味から、ささやかながらもお返しをするとよいでしょう。
一般的には、赤飯や紅白饅頭など、また手作りの品物などです。
慶事の中でも特におめでたい「長寿祝い」👴👵
皆さんのご家族でも「長寿祝い」の機会が多くありますように💝