おはようございます。
神戸トータルマナー教育センター講師の堀内です。
例年より早かった今年の梅雨入りでしたが、いよいよ本格的な雨の季節ですね。☔
雨の時期のお花といえば、「紫陽花」が目に浮かぶ方も多いことでしょう。
我が家の家の周りも色とりどりの紫陽花が咲いています。
ちなみに紫陽花はラテン語で「お水の器」を意味するそうです。
まさしく梅雨時のお花ですよね。
さて、季節の挨拶状は年賀状から始まり、寒中見舞い、余寒見舞い、暑中見舞い…と
色々ありますが、梅雨の時期は特に改まったものはありません。
でも、コロナ禍で、なかなか会いたい人に会えないなど、
対面で会う事を我慢する日々ですね。
だからこそ、手書きのお手紙を贈ってみてはいかがでしょうか。
会えなくてもお互いの思いは伝わるはず。
写真は例文です。
友人に普段通りの言葉で書いてみました。
文章の中の「私は」は、行末に来ていますが、あえてこの場所に書いています。
なぜだかお分かりですか?
日本の手紙を書く上でのマナーとして、
・「私」や「私に関すること」は行頭に来てはいけない
・「相手」や「相手に関すること」は行末に来てはいけない があるからです。
これは、便箋やハガキにも上座・下座があり、
用紙の上半分が上座で下半分が下座と考えます。(縦書きの場合)
なので、相手に関することは下座側に来ないよう、
自分に関することは上座側に来ないような文字の配置が必要です。
相手を敬い自分をへりくだる日本人ならではの奥ゆかしさが
手紙の書き方にも表れているのです。
皆さんも、これからお手紙を書く際には、このマナーを活用してくださいね。
そして、梅雨時を楽しくお過ごしください💖